花屋の「olde」さんで、創ってもらったオレンジの蘭の花束。

今まで、いろいろ、意地悪をされてきた大嫌いな人に。

腕の腱が切れたというので。

そんな中でも、私が痛風で足の指の付け根が腫れて痛くて歩けなかったとき、

「贅沢しているからよ」と。

それには、頭に来たので、「どうしてそんな言葉が出るんですか?

人が苦しんでいるときに?」と聞くと、「ふざけていたのよお」。

 

そんなことが続いていたので。

もう、近づくことはないと思っていたが。

優しい友人が心配するので、花を届けようと決意した。

 

街から、タクシーで、その意地悪な人の家に届けに行くと。

なんと、「お金を遣わないで」と花を受け取らなかった。

また、「タクシーに乗ってきたの?」と。

 

妬ましいんだなと感じた。

 

お金を遣わないで、人を喜ばすのは、非常にむずかしい。

なにかしら、花一本、鉛筆一本でも、贈ることがいい場合もある。

 

花を贈って、受け取らなかった人は、彼女が初めて。

もう、なんのこともないだろう。

 

別れのときが来たのだと感じた。

これからも会うことはあるが、私の中に彼女はもういない。

 

人というのは、気持ちに限度があると感じた。

人を舐めないことだ。

また、意地悪をしていて、いいことはない。