私は文章を書くことが苦にならない。

それは、書く機会が多いからだ。

 

だが、ある時、亡き義母から言われたことがある。

よく、ハガキを出していたのだが、それを見ながら、「妙子さん、これ、書くの、

考えて書いてないでしょう」と。

さすが、鋭い。

そう、何も考えずに、お元気ですか、よい春をと書けるのだ。

 

そして、また、人の話も内容を聞いていない。

自分が話すことを考えているだけで、

相手が何を言ったか、全然、覚えていない。

 

つまり、私は自分だけの世界を生きている。