コスタリカが世界一、幸福な国にあがっていた。
万能川柳で知った。
かの国は、国防費をすべて、子供の教育に注いで、国を築いた。
池田先生がコスタリカを訪ねた折、フェゲリス大統領(ちと、不明確)と対談したおり、その会場の裏側は、子どもたちの遊び場で、大きな声が聞こえていた。
あれから、何年、何十年が経ったろうか。
大統領は、対談が終わって、池田先生のパスポートを取り上げる真似をして、
この国に居てくださいと要望していた。
小さな川の流れも、年月が経つと、滔々とした大河となる。
が、すべて、始めなければ、始まらないのだ。
日本は明確な舵が取れているとは、思えない。
人間の方に。
人間の幸福の方に。
私たちは、今、始めなくてはいけない。
自分のことだけではなく。
あの人のことも考えたい。
なにもできなくても、温かい言葉は掛けれるはず。
元気で。
頑張っているね。
温かくしてね。
なにもできないと考えない。
なにか、できると考えたい。
私は、毎日、道のごみを拾うと決めた。
雨の日も。
ごみを拾って歩く。
ごみが無くなることはない。
捨てる人がいるから。
それでもなお。
ごみを拾い続ける。
その姿を見ても、ゴミを捨てる人は絶えない。
人は、なんとかなると思っているから。
そうして、今の地球がある。
なんとも、ならなかったのだ。
夢見る。美しい風景。鳥がないている。うれしそうに。
彼らは生きることがうれしいのだ。
彼らは、生きることが好きなのだ。
私たちは、地球を借りて、そっと、生きたいものだ。
居候として。
ここに居てもいいですか?