家に帰ってくると、外の小屋にいた犬の太郎が家の中に入りたがった。

中に入れると、陽のあたる布団の上で居眠りをしている。

小さないびきが聞こえる。

 

野良猫の「孝子」は、今年になって、まだ、来ていない。

豚肉を茹でて、待っているのだが。

待ち人来ずというところだろうか。

 

それぞれに運命というのはあるだろうが。

そんなものに負けないで、自分の人生を創っていきたい。

それができるのが人間だと信じている。