再開した「まとい食堂」で焼肉定食を食べる。

サラダはなしで、ご飯半分で。残すのがいやだから。

 

以前は、親子で料理を作っていたのだが、先日、お父さんが亡くなった。

しばらく、暖簾を下げて、休んでいたのだが。

息子さんが再開してくれた。

 

「まとい食堂」は、近所の勤め人とか、頼りにしていたので、ありがたい。

 

そして、ここだけの話であるが。

 

以前の接待のおばさん(お母さんだったのかな)は、気位が高くて、ちょっと、

気を遣わせる人だった。

「すみません」とメニューを頼もうとして、声を掛けても、知らん顔している。

彼女なりのルールがあって、おしぼりと水を出してから、メニューを聞く。

それは、とりわけ、初めての人には、厳しかった。

 

再開したお店は、足を痛めたおばさんをサポートしに入った若い女性が残って、

彼女ひとりだけになった。

 

彼女は、とても、優しく、誰にも親切に接している。

ありがたや、ありがたやと思いながら、応援している。