今日は休刊日だ。

つらい一日でもある。

が、昨日の毎日新聞を隅から読み始めた。

滝野隆浩の掃苔記に。彼は、今、下半身のしびれと痛みが続いているそうだ。

若い頃、年配の女性を取材した折、彼女の痛みがわからなかったと。

「他人の痛みは何年でも耐えられる」との言葉を引いている。

 

私もよくぎっくり腰になった時期がつい最近ある。

二度目の折、近所の親しい年上の人に、「ぎっくり腰やりまして」と言うと、

彼女は「またあ?」と。

なにか、興ざめして、彼女とは以前ほど、行き来がなくなった。

 

彼女は、散歩の折、会う度に、「気持ちが沈んでしょうがない」と訴えていた。

私は、その気持ちがよくわかったので、「ありますねえ」と相づちを打っていた。

 

が、人のこととなると、「またあ?」なんである。

 

ことほど左様に、人の痛みはわからないものだ。

 

今日やることは、実は決まっている。

一つのことだ。

 

横田めぐみさんの弟さんが、政府に北朝鮮の拉致問題を抗議してくれと

テレビで語っていたと聞いた。

午後、抗議の電話を入れるつもりだ。

 

たったひとつのことだ。

できることだ。