私は地元の創価学会で、まったくの孤立無援ではない。
幸いなことにひとりのリーダーと危機感を共有し、話ができる。
地元の人は、危機感がなく、人の悩みは他人事なのだ。
私たちは、電話で話し合った。
どうすれば、どこから始めればいいかと。
誰にもできて、かんたんにできることからと頭を絞った。
勝ち気な私は「勝ちたいんですねえ」の一点張り。
ちょっと、家の前のどぶをちょいとまたぐように、誰でもできること。
それはなに?
彼女の出した言葉は、「人のことを祈ろう」だった。
私は膝を打った。それなら、誰にでもできるし、宗教の本質だ。
そして、誰にでもわかる。
みんなに訴えていこうと確認し合った。
反転攻勢はここからだ。