夕方、野良猫の孝子がえさを食べに来た。

が、いつも、小屋に居る犬の太郎がいないので、

「ガーーーン」という感じの顔をしていた。

猫には、不在がわかるのだ。

太郎と孝子は仲が良いので。

「ホテルに泊まっているんだよ」と教えたが、それはわかったかどうか。