玄関にブルーベリーの枝を飾った。

 

主人の唯一の友人でもあり、中学の同級生のH君が亡くなって、もう久しい。

彼は、H商店の社長だったが、自社のジャムのため、自分でブルーベリーを摘んでいたと聞いている。彼もきさくな人だった。

そんなことを思い出す。

 

が、彼が亡くなったようには、主人も私も思っていない。

どこかに行ったのだろうと思っている。

また、いつか、会えるような気がする。

 

人は死んで、死なない。