朝ごはんのあとは、少し多めの甘いものと果物。

 

人はひとの悲しみに寄り添えるだろうか。

人はひとの歓びに寄り添えるだろうか。

 

そんなことを考えさせられた一本の電話だ。

 

お断りの電話を入れたところ、少し事情を話していたら、面倒そうに、

「キャンセルですね」と。

つっけんどんな対応に、さすがにムッとした。

 

私は、そういうことはできないのだ。

 

時間にして、一二分。

そっと、それは大変ですね、と言葉を添えるだけで、まるで、印象が変わるのに。

彼女は60過ぎ。

これまでの人生を考えさせられ、これからの人生を考えさせられた。

 

人に甘えるというのではない。

人は、ひととして、ふつうに振る舞うとよいと感じる。