日本人にとって、政治と宗教の話はご法度だ。
彼らは、如何に生きるかという哲学がないので、その日の風任せで、生きている。
歴史からも学ばないので、同じ失敗を繰り返すだろう。
宗教も先祖代々のものがあるが、その宗旨も何も知らない。
権力によって、その存在意義の歯を抜かれているので、葬式仏教に過ぎない。
それ以上でもない。
彼らは、風に吹かれて、生きて、死んでいくのだ。
そして、宗教をする者を侮蔑する。
弱い者がすがるものだと。
宗教が生きる指針になっている海外で、そのことを話したなら、訝しい目、もしくは、怪しまれるだろう。
顔のない人間として。
生きる指針、哲学のない者は、不幸であり、その話はひどく、つまらないものだ。
彼らは、地位と名誉と財産が一生の目的となるだろう。