草むしりという作業は、時として、気持ちを落ち着け、
時として、怒りを思い出したりするものだ。
草むしりをしていると、昨日のお店からの対応が腹が立って、仕方がない。
彼女の根底には、「私に負けたくない。無視したい」という意志が感じられた。
手紙を出そうと思った。
今まで、お世話さまでしたが、昨日の対応は、腹に据えかねるものでした。と。
結論は、もう、お店には行かないということを伝えたいと思った。
実は、文章を書くのは、得意。
書けると思った。
そして。
もう、どうでもいいではないかと思った。
彼女がどんな気持ちでいるか、私がそのことによって、どんな気持ちになったか。
去るべしと結論したことなど。
無視というのとは違う。
もっと、彼女の存在が遠くにあるもの。
無視というのは、存在を意識しているが。
もう、考えないということ。
どうでもよいということ。
実に冷淡な結論になった。
彼女に手紙を書くほど、興味がない自分が居たのだ。
こんな自分に嫉妬されても、面倒なだけだ。
彼女と張り合うつもりはないし。
そ、勝手にしてね。
自分は実に冷淡だ。
人生は思いがけなく、短いもの。
無駄なことに時間を遣うほど、優雅な人生は生きていない。
興味深い人。
率直な人。
そんな人と私は付き合いたいし、自分はそうでありたい。
気持ちというのは、不思議なものだ。
関心がなくなると、こんなにも、早いものかと。
人生は、いつも、自由だ。