人は、日々、齢をとっていくものだ。

 

先日、椅子から落ちて、首を痛めてから、どうも、膝の具合も悪い。

 

庭の草むしりが好きなので、もう、屈むのは、無理なので、座り込んで階段の草をむしっていたら。天敵が用事でやってきた。

 

そのとき、私がモノにつかまりながら、立つ様子を見て、驚いたらしい。

顔にありありと驚きを浮かべ、「齢をとったわねえ。立ち方を見て、びっくりした」とありのままに話しかけるので、その言葉に自分自身が、そんなに齢をとったのだと

少なからず、驚いた。

 

心が少なからず波だったのであるが。

 

思ったことをそのまま、口にする天敵のぶしつけさ。

 

が、それは、事実だった。

 

そうそう、私も齢をとった、と認めて。

何事もなかったように、また、庭を回り、草を採って歩いた。

 

人は時として、その口で、顔で、人を傷つけるものであるし、

私も思ったことを言うタイプだ。

 

だけど。

それは、風に流し。

なにごともなかったように、また、自分らしく、歩み続けることはできる。

それが、人間性だと思う。