ここ、何日かは、緊張の日々だった。
老人ホームに入っている義母が食べれなくなったということで、主人の兄がPCR検査を受けて、話し合いにのぞむということだった。
主人とは、毎日、連絡先をチェック。
何時からは、この連絡先と。
ふっ、携帯を持っていないので。
義母とは、最も親しい親族だったので、かなりのショックだった。
もう、いかんのだろうかと。
落ち着かない日々だった。
義母は、私のことをよく褒めてくれていた。
あまり、実母から褒められることはなかったので、ほんとうに嬉しかった。
仲が良いと自負していた。
今日の主人からのメールで、大したことはなかった、また、食べれるようになった。
この調子でいくと、あと、1.2年は大丈夫ということだった。
もう、私のことは誰か、わからなくなっているが、去年会ったときは、笑顔だった。
みんな、忘れちゃったんだよ、と話していた。
友人に言わせると、また、大人の階段を一歩、登ったわねということだ。
あれには、笑ったね。
こういうジョークを言う彼女が好きだ。
私は、面白い方が好き。
どんな状況でも、笑える人がいいと思う。
絶望しない。
コロナ禍で大変な状況だ。
が、今こそ、人と人が力を合わせて、乗り越えていきたい。
最悪の事態は、もしかして、最高のチャンスかもしれない。
どんな状況でも、必ず、勝ってみせる、
状況を開いてみせる、チャンスにすると決めて。
人を助けた人が自分も助かる。
できることをできるところから。
最後の手段は、笑顔だ。
ニッコリ、笑ってみせる。