太郎氏は、こうやって、下の町の様子を見るのが好きです。
町には、いい思い出がないでしょうが。
何を見ているのでしょうか。
人の思い出というのは、しばしば、いいことを覚えていないもので。
これは、私がそういう性格なのでしょうが。
嫌なことを言われた、されたというのは、鮮明に覚えているものです。
年賀状を見ていますと、意外なことを書いてあるので、驚いたりします。
私と話していると、ほっとするとか、書いてあると、え?そうなの?と疑惑の念が湧いてきます。
疑い深いんでしょうかねえ。
とここまで書いてきて。
人というのは、人のことを理解していないということです。
良きにつけ、悪しきにつけ。
一面、一言だけで、判断してしまうと間違いが多い。
その人の本当の気持ちはわからない。
自分でも、本当の気持ちがわからないときがありますものね。
でも、わりと、本音を言うタイプです。
まさか、散歩中に、会う人に本音を言いませんが。
外交辞令で通します。
お元気ですねえ、とか、がんばってますねえ。です。
ま、それが本音でもあるのですが、よいしょするタイプです。
口が上手いっていうのかしらねえ。
平気で、顔色いいですね!とか、いつまでもお若い!とか、言います。
ココらへんでは、異色です。
よいしょすると、人は20%、元気になります。
どうせなら、よいしょしておけばいいと考える私は、異色でしょうか。