知人と、松本市のプロの業者による、犬1000匹近くの扶養放棄の

ことを話したときだ。

私が松本市保健所に抗議の電話をしたと言うと、彼女は、

見ないようにしていると答えた。

 

見て見ぬふり。

これが、あらゆる悪を見逃すことになる。

 

今日の毎日新聞の仲畑流万能川柳に

入管は刑務所よりも怖そうだ 長崎 めがねばし

という句があった。

まさにその通りだ。

死んだ外国人女性の姉妹が、ビデオを観たあと、「日本人もこういう目にあいます」と抗議していた姿をニュースは後日、カットした。

 

ハンセン病は過去の出来事ではない。

もし、また、そのような感染症が日本に出てきたならば、私たちは、家族と引き離され、施設に収容され、子供ができないよう手術を施されるだろう。

なんの、承諾もなく。

 

私たちは、無言であった。

人ごとであった。いつも、どんなときも。

それは、いずれ、自分たちが辿る道であると気付かないまま。