そういえば、私はコロナ前後で、方向転換したのだ。
それまで、悪口を言いまくっていた人から、離れたのだ。
よし、自分から離れようと決めたのだ。
仏、ほっとけ。
あれからの私は、独自の路線を取った。
みんなと仲良くという日本の伝統に挑戦したのだ。
事なかれ主義に挑戦したのだ。
惰性の人々とは、別の道を歩き始めた。
自分で考えて、最も、効果的な日々を過ごすことに力を注いだ。
それは、人に会うことだった。
毎日、手紙を持って、散歩に出かける。
「お元気ですか。よい12月を」と書いて。
毎週、街を回遊する。
なにも、大きなことをやっているわけではない。
ただ、食堂で、ご飯を食べ、店でものを買う。
そのとき、一言ふたこと、話す。
景気、どうすか?とか、風邪をひきませんようにとか。
私はわたしの道を歩く。
人がその道を歩いていなくても。
