壁新聞のように、情報が貼られて。
右がスタッフの写真。
今度来た若い女性のスタッフに、私を紹介してくれるのだが。
「家が素敵な平谷さん」と言われたので、「家だけです」と茶化すと、隣に居た男性スタッフが「ご本人も素敵です」と断言。
思わず、「日本人には珍しいねえ」と感想を述べた。
真面目にビシッと「素敵です」と言い切る男性は、珍しい。
オッという感じがあった。
最近は、忙しい中で。
忙しいからこそだが、気分転換にテレビを観る。
「大谷翔平」さんと、「堤真一」さん。どちらもNHKだが、二人とも、素敵。
大谷翔平さんは、「一生懸命」という言葉を追った人だ。
どんなときも、どんなことも一生懸命。
投げる、走る、打つ。
彼があそこまで、世界で活躍するとは、野球を教えた
お父さんも想像していなかったと言う。
堤真一さんは、「ファミリーヒストリー」で、亡くなったお父さんのことを追った。
最初は、ふざけていた彼。
父親のことは何も知らないと言う。
しゃべりませんから。高倉健さんより、しゃべらない、「冬、寒いと言うと、冬は寒いものだ。夏、暑いと言うと、夏は暑いものだ」と返すだけだったと。
父親と母親の出会いと、結ばれるまでの経緯を聞いても「きもちわる」と。
彼は、父親の過去と、そのとき、そのときの思いを糸をほぐすように、辿っていくと、顔色がだんだん、変わってきた。
一介のサラーリーマンだと思っていた父が、向学の思いを最後まで、
持ち続けたこと。
彼が生まれることを歓び、自分の城(過程)を持てたこと、
をどんなに喜んでいたかを。
最後、彼は、父親は自分を嫌っていたと思っていたと泣いた。
民放だと、「号泣」と書くところだが。
号泣でないところが、かえって、胸を打った。
いい番組を観た。
人はひとの生き方から、学ぶことができる。
そして、そこから、学ぶものは、勇気だ。
もっと。上に。
もっと。前に。
私たちは、進むことができる。
