私の部屋で寛ぐ太郎氏。
生きているということは、喜びと悲しみが交錯するものだろう。
私は、最近、あまり、悲しみというものを感じない。
まるで、ゴミの中から、美しいモノを探し出すように、喜びを拾っている。
悲惨なニュースが流れる中で。
それでも、今日一日を生きていることに感謝している。
犬がいて、屋根がある家に住んでいることに感謝する。
そして、なにもできないことの言い訳のように、ユニセフや国境なき医師団にわずかの寄付を続けている。
彼らのように、最前線で、がんばることはできないから。
人には、それぞれの道がある。
その道がまっすぐの人もあり、泥道の人もあるだろう。
私は迷わない。
夜空には、星が輝いているから、行く道を指し示してくれる。
後悔のないように、今日一日を生きる。
