若い頃から、今に至るまで、何百回、いや、千回近くになるだろうか。
「子供がいなくて、寂しいでしょう?」という女性の言葉。
寂しいと思ったことは、一回もない。
いなくてよかったと思ったことは、数え切れない。
「寂しいでしょう?」と言う女性の子供を見ると、しょうもなかったりする。
大谷翔平みたいな子供だったら、いいけど、私の子供なら、
ひねくれているのは、間違いない。
もともと、人間は好きでないから、わらわらと、そこらへんに子供がいたら、イライラするだろう。
しかし、それはさておき。
主人の母が、息子の主人のことを「彼は」と言うのは、好きだ。
このちょっと、客観的な距離感がいいと思う。
そして、彼女がうちに子供がいないことをひとこともとやかく
言わないことも実に好ましい。