一週間が早いというのが最近のうちの夫婦の話題だ。

若いころの2日、もしくは3日くらいと感じる。

明日は、土曜日。そして、また、来週が始まり、

あっという間に週末を迎えることだろう。

 

さて、犬の太郎の幸不幸というものを考えてみた。

彼は、美容師さんが好きなのだが。

美容師さんがシャンプーに迎えに来てくれると、取り乱したように喜んでいる。

ああ、彼にとっては、最大の幸福なんだろうと思っている。

 

が、昨日のことだ。

シャンプーから帰って来て、夕方の散歩のとき、やたらに草を食んでいる。

そして、翌日、太郎の布団を干そうと思ったら、草と一緒にゲロをしていた。

 

ふふーーーん。

太郎は、美容師さんの前では、うんと可愛ぶっているのだろうと気が付いた。

目なんか、私に見せないような、クリクリとさせて、彼女を見ているのだろう。

だが。それはそれは、気をつかっているのだ。

帰って来て、小屋で、ぐっすり、だらしなく寝ていた。

ぐったりなのであろう。

 

幸福と不幸は糾える縄と言うが。

 

太郎は、可愛がられて、ぐったり、するのがいいか。

私の前で、きどることもなく、自然体で、いるのが幸福か。

わからない。

 

私も気に入られようと、目をクリクリさせているのは、齢のせいもあって、疲れることだろうし、そんなにいいオトコはいないのである。

これは、幸福だろうか。不幸だろうか。