私のもっとも、忌むべき犯罪は、合意なき性犯罪だ。
近鉄グループホールディングスの就活学生に対する不適切行為。
大阪の本社に苦情の電話をした。
「長野の平谷です」と名乗って。
性犯罪なので、個人名を聞かせていただけますかとの問いに、「個人情報ですから」との答え。そして、私の職業を聞くので、「そちらが個人情報と言われるのなら、なぜ、私が個人情報の職業を言わなくてはいけませんか?」と。
総務部長に変った。
「このようなことは、この人、ひとりだけですか?」と聞くと、「調べていないので、まだ、あるか、わかりません」と。
「上司は、注意しなかったのですか?このようなことが起こるのは、企業体質と考えて構いませんか?」と聞くと、「企業体質と考えて構いません」と。
私は、この総務部長に好感を持った。
最初に電話に出たときが明るかったし、否定をしなかったから。
おそらく、多くの企業で、このようなことが頻繁に起こっていると思われる。
女性の社会進出が進まないのは、初めから、躓いているから。
が、皮肉な私は、女性も権力をもつと同じようなことをするかもしれないと思ったりする。橋本聖子オリンピック相が過去にしたように。
私たちは、どんな立場の人であれ、ひとりの人間として、尊重しなくてはならない。
それが、弱い立場、困っている人には、温かく、できることをしたいものだ。
想像力の翼を広げて。
その人がどうなれば、幸せか、考えて。
自分のできることをできることから、始めていく。
もしかして、それは、NOと言うことかもしれない。