人生というものは、さまざまな局面があるものだ。
また、自分の性格やら、行動というものもある。
そんなとき。
できないことから、撤退するというのもいいと思っている。
苦手なこと。苦痛なこと。
できませんと言う。
そして、人の助けを借りる。
私は、田舎の茶飲み話が苦手。
人が集まって、たわいのない話を延々とする。
誰がどうした、あそこのうちがどうしたというのは、どうでもいいと思っている。
だから。そういう場には出ない。
それでは、自分の足場ができないので、どうするかというと、
人海戦術ということになる。
大勢とは、繋がれないが、一人ひとりと繋がる。
自分を理解してもらう。
そして、自分のできないことを人にしてもらう。
あさっては、太郎の美容院の日。
彼が喜ぶ顔が目に浮かぶようだ。
その美容師さんとて、得意なことばかりではない。
太郎を愛するという一点で、優れているのだ。
一緒に散歩に行ったが、話が苦手なようだ。
目逸らしで、話題も弾まない。
人は誰しも、苦手なことがある。
だけど、優れたところもある。
それを活かし合って、暮せばいいと思う。
瞬間湯沸かし器の私も或る面では、面倒見がよかったりする。
辛抱強いところもある。
優しかったりもする。
人は、多面的なのだ。
いいところもあるし、悪いところもある。
お互いに助け合えば、この世は、生きやすいと言えよう。
左利きの人に無理に右利きに矯正することはない。
これが正しいということはない。
私たちは、既製服を着るのではなく、オーダーメイドのその人らしい服を
選んだらいい。
少しぐらい、おかしくたって、生きていける。
助け合えれば。
