真実の声というものを恥じることはない。
平井堅が「この町が嫌いだ」というような曲を発表していると。
よく、この町が好きだという言葉は聞くが、この平井堅の言葉はしっくりきた。
私も「リビルディング」や「fumi」さんが無ければ。この町が嫌いだ。
保守的で、噂話が好き。
この町が嫌いだ。
そして、小さな動きを見つめてきた。
小さい芽を大切にしてきた。
彼らは、気さくだった。
働き者だった。
明るかった。
それに惹かれた。
主人は、日本の8割は、この町のようではないかと言う。
小さいときから、同じところで、育ち、60歳以上のおばさんでも
「ちゃん」付けで呼ぶ。
よそ者を嫌う。過去の栄光にすがる。
家から、町を眺める。
美しい風景。
周りは緑だ。
鳥が鳴いている。
私が道を歩いていると、鳥が寄ってきて、なにか、しゃべっている。
もし、人が居なければ、こんないいところはない。
夜景の美しさは。
水の美味しさは。
庭の花は。
地球から、人が居なくなれば、どんなに美しいものだろうかと想像する。
そして、私は間違いなく、その中の人々を愛しているのだ。