太郎氏近影。

彼は、美容師さんに可愛がられているので、多くの自信を持ったようである。

その話を散歩のとき、近所の親しい人に話した折、私が愛情表現がうまくないと伝えると「それでも、愛情は伝わるでしょう?」と優しい言葉。

言下に「伝わりませんね」と答えると、ちょっと、びっくりして、苦笑していた。

 

ふふ。愛情は表現して、なんぼのもので、言葉もしくは、

行動に移さないと伝わらないのだ。

 

いくら、心の中で「愛している」と叫んだとしても、私のように、クールに接していると、太郎には伝わらない。

よく、自分の犬や猫に「可愛いでちゅねえ」と猫可愛がりしている人がいるが、私には、あれができない。

断固として、しない。

 

淡々とえさをやり、散歩に出かける。

ベッドメーキングをし、ガラス戸の向こうに影が写っていると、戸を開けてやる。

実にクールだ。

 

愛しているわというのは、めったやたらと言うものではないと思っている。

きっと、愛情が薄いのであろう。