多くの会合に出てきて。
多くの人に会ってきて。
多くのニュースを見ていて、感じることは。
人には、何をどうしたいのかという展望がないことだ。
目的観がないので、議論が深まることはない。
いつまでに何をどうするか?
こんな基本ができないのでは、進歩はない。
自分の人生をいつまでにどうするか?
死までは規定できないにせよ、どう生きるかくらいは、考察したいものだ。
人は、イメージしたもの以上にはなれない。
とんでもない運がない限り。
そして、勝つ鉄則は、いつも、同じだ。
今日に集中すること。
一つひとつを大切にすることだ。
そして、自分のためだけに生きないこと。
それが、どんなにお金や権力があっても、貧しい。
人のために生きてこそ、なんぼだ。
権力者は、その死後、語られることはない。
巨大な墓を建てたとしても、心から弔う人はいない。
エジプトのピラミットが今も現存するのは。
最初考えられたのとは違って、民衆が王を心から慕っていたからだ。
心は、残る。残すだけの力を持っている。
私たちは、死後、語れる指導者を持っているか。