天敵に、思っていることを全部、言ってみた。
誰も彼女に言ってこなかったのは、彼女の人徳のなさだろう。
何も言われないことはいいことではない。
間違ったことを言われることもあるけど、しばしば、人の指摘は無駄ではない。
そこから、何かを学ぶことができるから。
人は人を思うとき、言わずにはいれないときがある。
その人に対して。未来に対して、真剣なときだ。
まあ、いいや、彼女は変わらないと思われ続けたのだろう。
私がそう思われたら、悲しい。
とんでもない大馬鹿やろうなのだが、私は、苦言を呈した。
ときとして、嫌われるのを覚悟で言わなくてはいけない時がある。
最後のチャンスに賭けたのだ。