何ごとも、早めに手を打つと、いい。

そうすると、タイミングが整っていく。

 

昨日の聖教新聞は、国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんの

インタビューだった。

注目している女性だったので、何度も読み返しました。

「今こそ世界が連帯するとき」

特に印象に残ったところは。

ー中満次長は、紛争や難民支援の現場で、タフな交渉を経験されてきました。

その際、ご自身の心情として大事にされてきたことは何でしょうか。

という質問に対して。

 

恩師である緒方貞子先生(元国連難民高等弁務官)から学んだのは、やはり、「現場が大事」ということ。

弱い立場の人のことを本気で考えるなら、現場を見て、

現場を経験しなくてはいけない。

他にも、「歴史に恥じない仕事をすること」「官僚主義、前例主義に陥ってはならない」など、大切なことを教わりました。

(中略)

もう一つは、常に誠実であることです。特に紛争地では、正直、信頼の置けないような相手もいます。それでも、「私は、あなたの考えを聞きます。という姿勢・態度を貫いてきました。信頼関係を得るためには、「いつも話を聞こうとする中満が相手だったら、言うことを聞いてもいい」というふうの思ってもらえるまで、誠実を通すことだと思う。

(中略)

またそうした(厳しい)現場では、苦しい状況に置かれていても、人間の尊厳を手放さず、良心や勇気を持って生きている素晴らしい人たちがたくさんいます。

そういう人たちとの出会いは一生の宝ですし、それが私にとって今、頑張れるモチベーションにもなっています。

 

2020.10.15聖教新聞より抜粋しました

 

長いインタビューなので、すべてを書けないのが残念です。

希望を持って、世界が連帯していく、忍耐強く。誠実に。

それが、中満さんから、受け取ったメッセージです。