高い、高すぎるのだ。4500円。

迷いました。買いました。

陶芸家の安藤雅信さんと貸家ここのつの溝口実穂さんの共著。

「茶と糧菓」(喫茶の時間芸術)。

美しい。

安藤さんの器と選んだものに、溝口さんのお菓子、と言えるのか、

美しい菓子料理があしらわれている。

 

一見した感じは、安藤雅信さんの器は、スケベな感じ。

品がいいでしょというのが透けて見えて、こちらが恥ずかしくなる。

そして、溝口さん糧菓は、一度、食べてみたいと思う美しさと奇抜さに満ちている。

 

だが、はてさて。

このお店があるのだろうが、そこで、わたくしは落ち着いて食べれるだろうかという疑問が湧く。

「美味しいねえ」といっしょに行った人と話せない緊張感があると思われる。

そういうのを美味しいというかどうかは疑問だ。

 

でも、明日もゆっくり、見よう。

美しいのは間違いないから。ちょっと、照れながら。

 

そのあと、小林和人さんの「あたらしい日用品」という本を見て、その健康的な美しさにほっとしたものだ。