先代の犬・大が眠る墓。

 

主人は、唯一の友人を亡くしたわけですが、そんなにショックを受けなかったようで、少し安心しました。覚悟していたのかもしれません。

本人が言うには、大が亡くなったときの方が悲しかったと。

実は、私も両親が亡くなったときより、大の死が堪えました。

父も母も苦しまずに亡くなりましたし、死に目にも会えてません。

 

大は、目の前で、苦しんで亡くなったので、それはそれは悲しかったです。

私の中に、あんなにも声を上げて泣く心があったとは、驚きました。

実にクールなところがありますので。

 

人は、驚くような一面を持っているのかもしれません。

それが、現れる場面があるかどうか。

一生、表さないまま、のこともあるでしょう。

 

その場面に直面したことは、幸せなのか、不幸なのかもわかりません。