日本は狭いので、ひとところで、一生、過ごす人もいる。
その弊害は、自分と違った人を排除することがあるということだ。
毎日新聞にこういうことが載っていて、そうだなと思ったことがある。
旅の効用だ。
旅をして、いろんな世界に身を置くと、案外、人間というものは違っているようで、共通点があるものだと気づくと。
人は、いろんな世界を知ることによって、多様性を受け入れることができる。
さて、コロナ禍で、旅がままならぬ現在。
どのようにして、他の人を受け入れる受容性を養うか。
コロナウィルスにかかった人を排除するようでは、日本の未来は暗い。
誰しもがかかる可能性があるし、病気になることは、その人が悪いわけではない。
共感力が求められるところだが。
それには、違った世界を旅することが一番だ。
実際の旅に出れないときは。
本の世界を旅しようか。
人生は旅だ。
淀んだ世界に身を置く人もいる。
地球号は、さまざまな人たちを乗せ、旅をする。
どこに向かっているか。
一人ひとりの選択にかかっている。
これまでのような、自分だけの幸福を考えることはできなくなるだろう。
