池田先生は、イギリスの20世紀最大の歴史家トインビー博士との対談「二十一世紀への対話」を発刊していますが、この書は、世界の指導者の必読の書となっています。
そのことを知る日本人は少ないのではないでしょうか。
さて、池田先生の連載エッセーから
大著『歴史の研究』をはじめ、独創的な文明史観の地平を開拓し、平和と人道の信念の言論を貫いたトインビー博士は、幾多の圧迫に晒されました。最愛のご子息を不慮の死で失われてもいます。
しかし、さまざまな困難からの「挑戦」に対する「応戦」にこそ、人間の前進があるという歴史観に立つ博士は、自ら”苦悩からも、必ず何かをつかみとってみせる”という信条で生き抜いてこられました。
(中略)
新たな道を開きゆく人生には、それだけ大きな苦難も待ち構えています。
その一つ一つを、共に励まし、共々に越えゆくながで、家族の愛情と信頼は、最も深く強く尊く、生きる喜びの花また華を咲かせてくれるのではないでしょうか。
2020.4.27聖教新聞より抜粋しました