人生には、しばしば、越えられないと思うような出来事が突然、現れる。

病気であったり、失業であったり、不慮の事故であったり。

若いころは、経験がないだけに、立ちすくんでしまうことが多い。

が、どんな苦難も、乗り越えられないものはないと信じる。

が、人は、ひとりでは脆いものだ。

声を掛け合って。

小さな感謝や、小さな励まし。

それが、道を歩き続ける勇気になったりする。

 

今朝は、手紙を書いてみた。

いつも会う友人だが、言葉に出すと、むずかしかったし、時間がなかったので。

町から帰ると、彼女から、電話があった。

私のことをわかってくれていたと喜んでいた。

 

ほんとうにわかっていたか、どうかはわからないが。

私は、前に進める方を選んだ。

 

幸福というのは、人を理解し、自分を理解する中にあるような気がする。

それは、遠い道のりではあるが。

歩き始めた道。後ろは振り返らない。