愛というものは、確かに存在するのだろうか。

時として、ふと、疑わしくなるが。

 

温泉から戻り、太郎が寛いでいる顔を見ながら、珈琲を飲んでいると、

愛はあるかもしれないと思ってみたりする。

 

齢を重ねると、女性という意識より、人として、の方が私は強くなった。

だから、愛というと。

わからないと言いそうになる。

 

男性も裏手帳に点数を付けたりして。

現金だ。

 

愛から遠いところにいて、シーソーに乗って、遊んでいる。

だけど、時には、愛というものを信じたくなる。