Iターンて、どうかなと夕食を食べながら、考えた。
私としては、お勧めでないように思う。
田舎の人は、必ずしも、人がいいわけではないから。
地域の結束もあるし、なかなか、よそ者を受け付けないので、私は往生したものだ。
そんなとき、よく、雑貨屋の「パラボッサ」さんや、フランス料理の「トロアヴァーグ」さんで、気分転換したものだ。
知っているのは、犬の大だけ。
慣れるのに、10年かかった。
かかり過ぎだろう。
それも、力技。
どんなときも笑うよう、努力した。
東京に一極集中なわけだ。
隣が何をしているか、わからない気楽さがある。
地方創生の難しさがわかる。
困難さは、人の心にあるから。
今は、自分の世界があるから、人がどうあろうとそうかと思うくらいで、悩むことはない。
また、近所の人も私の人となりを一応、受け入れたように思う。
今に見とれよ、という歯ぎしりが今の自分を作ったようだ。