8月の半ば、婦人科を受診し、あかちゃんが無事に育っていることを確認しました。
たしか7月に妊娠検査薬で陽性は確認できていましたが、おりものに鮮血がうっすら混ざっていることがあったため、不安で不安でたまらなかったです。
先生から、エコーを見せてもらった時、うれしくてうれしくて、涙ぐむ。来てくれてありがとう!といった感じでした。細胞診をしましたが、妊娠初期にみんなする検査だと、特に気に止めませんでした。
まだ不安定な時期で出血もあるし、残念な結果もあると言われてお腹に毎日話しかけてました。
大丈夫だよ~って。


2週間後検診。つわりが重くなって、1日かけて食パン1枚がんばって食べてました。
水分はとれてたので点滴まではなかったです。
氷を食べると一瞬楽になる。でも寝がえりをうつのもしんどく、体を動かすとオエっとなって、1日中横になり、うーんうーんと、うなってました。

病院に行くのもすごくしんどくて、駐車場から待合室までがめちゃ遠く感じて、ちょっとずつフラフラで前進。

次の検診で、あかちゃんが少し成長。うれしい、すでにかわいい!
前回の細胞診の結果があまりよくない結果だった事を告げられます。
クラス3bでした。
説明ではクラス5がガンだったので、ショックだけど同時にまだ楽観的でもありました。
ガンのことよりあかちゃんの事が心配で。
あかちゃん、産めますよね?って聞いたと思います。
先生は、ま、大丈夫だとおもうよ~。と軽い感じだったのでホッとしました。
出産後は3ヶ月ごとに検診していく事を言われてました。

で、この日初めてコルポスコピー組織診を受けました。
痛みは全く感じなかったけど、血がダラダラ出てお尻から垂れてるのを感じてました。
あと先生が、組織をとりながら、うーん、結構あるな~とつぶやいたので、
えーー何が何が?何がいっぱいあるのーー?
と不安でした。
(ガーゼを膣に詰めてるので翌日に抜いて下さいと言われ、翌日ちょっと出てるピロピロをひっぱたら、手品みたいに膣から布がどんどん出てきて、え?いつ終わんの?コレ。って感じでした。)

エコーの写真を、待合室で待つだんなさんに渡したら、嬉しそうに鼻の下が伸びてました。
それを見てうれしくって幸せを感じてました。

色々不安ではありましたが、とにかくつわりが重く、ずっと船酔いというか、吐いたり眠かったりで、物事を順序立ててまともに考えられませんでした。
調べ事も出来ないし文章も読めなかった。
それにあかちゃんの成長のが心配で、今思うとガンの事はまだ楽観的でした。


9月上旬、産婦人科の病院から電話があり、この間の検査結果が思わしくないので病院に来て下さいと言われました。
では来週の~なんて言ったら、明日とか2.3日中に来られませんか?と。
えーー!そんなに緊急でやばいの?と思って初めてゾッとしました。


9/10、組織診の結果を聞きに産婦人科へ。
緊張して診察室へ。
まず、あかちゃんのエコー。すごく元気に動いてて、くるりんくるりんしていて、
先生からもすっごい元気だね!と笑ってました。あかちゃん順調で~す。と言われてもう帰りたかった。
で、組織診の結果を読み上げられました。なに言ってるか全然わからなかったです。


こないだの結果なんですが、核腫大...クロマ...肥大した...を認めます。
細胞質淡く、...しており、...細胞の...を疑います。


……しばし無言。

先生「…うん、わかるよ、急にガンとか言われても、頭真っ白になるよね。」

えーー!ガンなのーー?今知ったよ!マジか!びっくり!これからどうなるのー?


大学病院で子宮頸がんの研究をしているF先生を紹介してくれることになり、たぶん向こうで受けるであろう円錐切除の説明を聞きました。
頸部を切除するので流産してしまう可能性があり、検査結果によっては帝王切開の時に残念ながら子宮全摘の可能性もありますと。
でもF先生に診て頂いて、普通に分娩できるってなったらまたうちに戻ってきてもいいしね!と爽やかに言われました。
すごくショックで、円錐切除怖いけど、とにかくこの子が産めるなら全摘になってもいい、と思いました。

何か質問ありますか?何でも聞いていいよ。と言われ、
病気のことは聞かずに、あかちゃんはいま何センチですか?と、ちょっとずれた質問してました。



いよいよ大学病院へ。