注腸食開始
手術の説明
術前CT検査の結果



朝起きて、熱を計って血圧も。(入院中は毎日やることになる。)

8時~朝ごはん 注腸食のおかゆ完食。

午前中は下剤を飲むだけで何もなし。



入院中の担当医は3人いました。

主治医&中堅&若手です。

若手の先生は朝晩様子を見に来てくれます。

中堅先生は朝晩と経過にそった処置の判断をしてくれます。




朝、中堅先生が若い先生4人連れて挨拶に来てくれる。

もう覚えられないよ。

そのほか、毎朝の回診はさらに色んな先生が来て処置をしてくれるので、

誰が誰だか覚えられません。



お昼の注腸食はつわりで食べれず。

甘いみそを添えたおかゆと煮魚でした。うぇ・・ごめんなさい。



13時から、教授回診。テレビで見るやつを実際に見るなんてちょっとわくわく。

患者さんはベッドの上で待機してくださいと放送が入る。

偉い順にお医者さまがぞろぞろ一部屋づつ回っている。

後ろの先生方、ほとんどは病室に入りきらず、おしゃべりしてる。

一番奥の部屋なので時間かかりそうだよ・・・

つわりがひどくて、少しだけ開く窓の風にあたって吐き気をやり過ごす。


水、水、ミンティア、水、水


14時にやっと来たよ~とわくわくしてたら、F先生だけだった。

「15時から手術の説明しマース。」退室・・・


拍子抜けしました。




主治医からの手術説明の時間が来て病室に中堅先生が呼びに来る。

つわりで吐きながらも会議室でF先生を待つ。

注腸食しか食べてはいけないので、つわりが和らぐものを食べれないのでしんどい。

お水でしのぐ。

その間も中堅先生、若手先生は座らずにドアの外でF先生の到着を待っていた。

患者は待たせても、徹底してエライ先生をお待たせしない・・


ヒエラルキー・・・苦手な雰囲気だわ・・・


F先生到着。ドキドキ。

CTの結果、他への転移見つからなかった。よかったーーー!!


手術の説明は、こわいのであまり頭に入ってこなかったけど、

左側がより進んでいるので、膀胱も神経も左は深くバッサリと

右はなるべく残すイメージで考えていますと。


先生におまかせするしかない。


考えなきゃいけないのが、

卵巣を残すかどうか

赤ちゃんに会うかどうか

赤ちゃんと聞いただけで涙があふれてしまい、つらかった。


だんなさんが排尿障害の事とか色々調べて質問したので、


わかりやすくホワイトボードに絵にして説明してくれた。

腫瘍の大きさから、術後に病理診断をして抗がん剤3クールやるとの事。

それはがんばります。


説明されたけど、まるで自分のことじゃないみたいだった。


説明の後、中堅先生と若手先生によりエコーとまたコルポ。

内診中、つわりでおえつをくりかえす。姿勢がつらいよ。


この日もあっという間に、面会時間終了でだんなさんを送る。ううっさみしい。。


病室でひとりぽっちになると涙があふれてとまらなかった。



赤ちゃんの事を思う、、ごめんね。

だんなさんにも、ごめんなさい。

だっこしてあげたかったな、だんなさんにだっこさせてあげたかったな。

パパに会いたかっただろうな。



様子を見に来た看護師さんが、心配して話を聞いてくれる。


少し落ち着いて音なしテレビをながめる。

泣く。



若手先生が

「不安なこと、わからないことあれば、それ以外でも、何でも聞いて下さい」

と来てくれる。


ずーっと気になってて、でもこわくて聞けなかった事を泣きながら質問した。



「赤ちゃんに、麻酔は効いてますか?痛かったり、苦しかったり、しませんか?」



赤ちゃんにも麻酔はバッチリ効いていて、眠ったまま、苦しまずに、、、、、、だそう。

聞けてよかった。せめてもの救いでした。涙があふれました。



多忙な先生をかなりの時間引き止めて、卵巣の話をもう少し説明してもらう。

卵巣を残すメリットは、後遺症のリスクを下げる事で、将来の子どもの可能性を残すという

事ではないと言われた。



まだ答えは出せず、21時の消灯の時間になった。



23時にマイスリーを飲む。