【２０２３年 １月 ６日】Ｎｏ１２６５
大館市で快適で省エネな住宅の
設計と施工をやっている
直洋建設の砂川です。
今日も
ｂｌｏｇを見に来てくれて
ありがとうございます
今も昔も・・・
私は間取りの提案・説明をする時
その間取りの
良い点と悪い点を
両方説明する様にしております。
きっと今後もそれは変わらないと思います。
ところが
まだ私が３０台歳代前半の頃だったと思います。
あるお客様のお家にお伺いして間取りの
説明のために父（当時の社長）と私の二人で
臨みました。
間取りの説明においては良い点はもちろん
悪い点、不利な点、留意すべき点についても
充分理解が得られるまで説明したのは
今と変わりありません。
ところが帰りの道中車の中で
父親から
そういう説明ももちろん必要な事だけど
客が不安になる様な事を
お前は何をそんなに一生懸命力説しているんだ
・・・と言われたことがあります。
当然、私も『ハイそうですね』
・・・てタイプじゃないものですから
その点に関しては
随分ぶつかった記憶があります。
父親が言うには
お前がわざわざ言わなくても
お客さんだってそんな事分かってるのに
敢えてお前が口に出して言うものだから
お客さんも段々不安になるじゃないか
『何も心配いらない
任せてください
』
ぐらいの事言えないのか
一理あるのは分かりますが
この点に関する議論は平行線のままでした。
私としては
こんな筈では無かった
それなら先に言ってくれれば良いのに
・・・というような
家づくり失敗アルアルみたいな事は
絶対に避けて欲しい
そういう一念からの行動でした。
今日はトイレの位置
についてのお話しです。
トイレの位置というものは
プランニングする時に
設計者サイドで考慮すべき問題
だと私は思っておりますが
敢えてチェック項目を挙げてみます。
もし一つでも該当するのであれば
しかもそれが見落としだった場合
よくよく考えてみる事が必要です。
場合によっては設計変更という事も・・・
玄関付近にトイレを配置する事は
けっこう多く見られる間取りであり
全く珍しい事ではありません。
ただトイレの出入口が
玄関にまともに面しているのは
避けたいところです
もし、玄関先にお客さんが来た場合に・・・
これをイメージすると
玄関付近にトイレがあっても
トイレの入口は来客から見えない位置に
配置した方が良いのです。
最近、廊下の少ないプランを
という要望を出す方が多くなっている様に
思います。
廊下＝ムダという発想によるものですが
これに関する議論はまた別な機会に・・・
廊下をほぼ無くした間取りは
作る事は可能ですが
トイレの位置は先ほどの様な玄関付近
玄関ホール経由でのトイレの出入り
もしくは
洗面所経由からのトイレの出入り
となる事が多いです。
少なくとも
リビングからダイレクトに見える位置に
トイレの入口があるのは
良い事ではありません。
若干の廊下がそういった不都合を
上手く解消してくれるものなのですが
それでも廊下は徹底排除したいというのなら
洗面所経由からのトイレの出入り
というのも一考の余地ありです。
温泉施設では脱衣場に必ずと言って良いほど
トイレが併設されている事から考えても
洗面所と脱衣室は多くは隣接している物なので
浴室からトイレが近いのは
好ましい事と言えます。
検討すべきポイントとしては
トイレは来客も使用する事があるという事
家の裏舞台とも言える洗面所は
とても生活感の出やすい所
そんな洗面所を経由してトイレを利用する
という事。
家族でしたら全然問題にならないのですが
不意な来客で恥ずかしい思いをする事も
決して無いとは言えませんね
総２階にこだわらず
寝室を１階に設ける間取りも多いです。
その場合
１階の寝室の近くにトイレを配置する事が
自分達にとってどの程度重要な事なのか
ここをしっかりと議論すべきでしょう。
この辺は人それぞれになります。
遠い・・・って言ったって
家の中だから
という人も居れば
すぐ近くじゃ無いとダメ
という人も居ます。
とは言うものの
例えば、親と同居するために
１階の寝室を設けているのであれば
トイレは無条件で寝室の近くとするべきです。
ただ近さによる弊害も考慮すべきです。
音に敏感で
ちょっとした音で寝られなくなる
・・・という方もおりますので
そういう場合は
壁一枚挟んだだけでトイレを配置するのは
避けた方が無難でしょう。
廊下を挟む
もしくは
収納を挟んだ上で
トイレと寝室が近くに配置されているのが
理想的です。
クローゼットを挟む事で音が幾分和らぎます。
弊社では２階建ての場合
２階のトイレは標準装備なのですが
だいたい１割程度でしょうか
２階のトイレは不要
・・・と考える方もいらっしゃいます。
そういった場合は
２階のトイレの分を減額するのですが
夜に２階から下りてきて
トイレを利用する事を考えると
階段とトイレは近い方が良い
事になります。
階段の位置がホールでしたら
玄関ホールとトイレが近い事は
よくある間取りですので
相性良くまとまりそうですが
リビング階段を希望される場合
自ずとリビングとトイレが
近い配置になる訳で、前出の様にそれは
好ましい事ではありません。
・・・とまあ
トイレの位置一つとっても
あれこれ思案すべき点は多い訳です。
こういった事を
一つ一つお客様に説明したい
そうする事が私の家づくりなんです
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます
では
また明日
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会社の所在地
大変分かりにくくて申し訳ございません。
画像はiPhoneの画面です。
『開く』をタップしてください。
するとGoogleマップが立ち上がります。
画像はiPhoneの画面です。
画面下の方に
『ナビ開始』というボタンがありますので
タップしてください。
音声ガイド付きで
ナビが始まります。
因みに・・・・
ストリートビューでは
２０１２年の画像から更新されておりません。
取り壊される前の空き家が現れ
驚くかもしれませんね。
上の写真の空き家を解体した後の
更地を取得したのち
弊社の事務所を建築したのです。
目的地に到着するとそこには
こんな建物があります。
一見住宅の様にも見えますが
直洋建設株式会社の事務所です。
建物の前がコンクリート舗装されておりますので
そこが駐車スペースになっております。
Ｇｏｏｇｌｅマップからのナビの場合
ちゃんと案内してくれるのですが
車のナビの場合で
地図情報が更新されていないと
昔の事務所の場所に案内されてしまうようです。
これがかつての事務所
現在は車庫と物置になっております。
お間違い無き様
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