【2021年 5月 3日】No652
大館市で快適で省エネな住宅の
設計と施工をやっている
直洋建設の砂川です。
今日も
blogを見に来てくれて
ありがとうございます
【お詫び】
図面・・・見積もり
大変長らくお待たせしているお客様
申し訳ございません。
連休中も休まず進めておりますので
何卒今しばらくお待ちくださいm(_ _)m
昨日はお隣さんとの境界についての
お話でした。
将来的に動かない、壊れない
安定した重量物として
コンクリートを施工する事を
推奨いたします。
・・・で、コンクリートで境を作ってから
後々、さらに何かやりたくなる事があります。
何かとは何か?
代表的なところで言えば
①ブロック積み
②フェンス
③木塀
といったところでしょう。
差し当たり、境界をはっきりさせるために
コンクリートを作りました。
だけど
数年経ったら
ブロック積みたくなった・・・
というパターンです。
今は特別考えてなくても
先々もしかしたら・・・
なんて事も視野にいれて
注意しておくべきポイントを
お伝えいたします。
作ったは良いけれど・・・
簡易にスピーディーに
そして仕上りも美しいのが
既製品L型擁壁の良い所
こんなに大きな物でも
かなり薄く仕上がっている商品です。
後々直接この上に
ブロックとかフェンスとか
何かしようと思っても
まず出来ないのがコレです。
将来もしかしたら
ブロックとかフェンスとか
施工するかもしれないな~
と思うのでしたら
既製品のL型コンクリート擁壁は
不向きな商品です。
どうしてもフェンスなどを
やりたい場合は
内側(自分の敷地側)に
自立、独立したフェンス基礎を用いて
施工する事は可能です。
上の写真が
フェンス基礎ブロック
とか
フェンス基礎石
とか呼ばれる商品です。
既製品のL型コンクリート擁壁は
物自体の厚さが薄いので
直接何かを上に施工できないので
下の写真の様な自立、独立した構造の
フェンスを設けるしかありません。
せっかく境界ぎりぎりに
精度よく据えたコンクリートですが
敷地の有効活用できるスペースが
ちょっと狭くなってしまいます。
もし将来、フェンスとかブロックとか
何かやりたいな・・・
やるかも知れないな
ということであれば
境界のコンクリートは
現場でつくるタイプをお勧めいたします。
コンクリートの厚さは
自由に設定できますが
120mm とか 150mm というのが
多いです。
薄くするのでしたら現場でつくる意味がありません。
既製品のL型で良いのですから
コンクリートブロックには
普通ブロックと化粧ブロックがあります。
普通ブロックとはこういう物です。
良く見かけますよね。
化粧ブロックとはデザインが豊富です。
価格もピンキリです。
ブロック1個600円の物もあれば
1個5000円超えるものもあります。
普通ブロックも、化粧ブロックも厚さは
120mmと150mmが主流です。
厚さ10cmというのは
まず私は使いません。
ブロックの厚さ+αで
境界のコンクリートの厚さを
決めると良いでしょう。
例えば
12センチの厚さのブロックならば
コンクリートの厚さは15センチ
15センチの厚さのブロックならば
コンクリートの厚さは18センチ
という具合です
ブロックには鉄筋が必須です。
コンクリートから所定の長さの
鉄筋が出ている事になります。
すぐにブロックを積むのでしたら
良いのですが
将来用に・・・と
数年先で考えてた場合
この鉄筋が危険です。
タテの鉄筋の間隔は80cmでも
良い事になってます。
写真はインターネットから引用いたしました。
小さいお子さんじゃなくても
この鉄筋が長らく突き出た状態で
放置されているのは危険です。
こういう差してる鉄筋を
差し筋
というのですが
危ないので差し筋はせずに
ブロック施工前に差し筋アンカーを
後施工するという方法もあります。
グリップアンカー(差し筋アンカー)
この方法は良く用いられている
一般的な方法ですが
強度的に優れている
ケミカルアンカーという方法もあります。
叩いて奥で広がって抜けなくなるという
仕組みのグリップアンカーに対して
ケミカルアンカーは
コンクリートと鉄筋を
強靭な樹脂で 接着→一体化 させます。
強度的に非常に信頼性の高い方法で
相手のコンクリートがしっかり強度があって
正しい施工方法を守れば
挿したところから抜けるという事は
ありません。
ケミカルアンカーは
強度試験をクリアしております。
ケミカルアンカーで施工した鉄筋を
油圧で掴んで引っ張るという試験です。
当然、挿したところから抜けずに
鉄筋本体から切断します。
これを母材から破断する
と言います。
母材から破断するという事は
鉄筋そのものが持つ本来の
強度より
埋め込んで接着→一体化した部分の
引き抜き強度の方が勝っている
という事です。
凄いですね!!
因みにフェンスの施工の場合
フェンスの支柱を立てるための
穴を確保しておく必要があります。
実はこの
支柱の穴が厄介で・・・
必ずひび割れ
します。
コンクリートの強度とか
まったく関係ありません。
割れないように鉄筋や溶接金網で
補強してもひび割れします。
ここから先は
私のオリジナルなやり方
他の会社さんがこの様にやってないからと言って
それは手抜きでも何でもありませんので
ご了承ください。
とにかく何やっても
絶対にひび割れするので
じゃあどうせ
割れるんだったら
割れても良い様に
施工しよう!!
という事で
スリットを入れるようにしております。
するとひび割れはスリットの位置にしか
発生しません。
ジグザグにみっともなくひび割れが入るより
遥かにマシです。
支柱の位置に規則的に入っている
スリットはそれはそれでデザイン要素にもなります。
スリットに入ったひび割れから
雨が浸透して鉄筋がさびる
凍害が発生する
という事を避けるため
最終的にはスリットはシーリング材を充填します。
これから境界をはっきりさせておくための
何かをやりたいな!
と思っている方の
参考になれば嬉しいです
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日はここまで
また明日(^^)
では
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会社の所在地
大変分かりにくくて申し訳ございません。
画像はiPhoneの画面です。
『開く』をタップしてください。
するとGoogleマップが立ち上がります。
画像はiPhoneの画面です。
画面下の方に
『ナビ開始』というボタンがありますので
タップしてください。
音声ガイド付きで
ナビが始まります。
因みに・・・・
ストリートビューでは
2012年の画像から更新されておりません。
取り壊される前の空き家が現れ
驚くかもしれませんね。
上の写真の空き家を解体した後の
更地を取得したのち
弊社の事務所を建築したのです。
目的地に到着するとそこには
こんな建物があります。
一見住宅の様にも見えますが
直洋建設株式会社の事務所です。
建物の前がコンクリート舗装されておりますので
そこが駐車スペースになっております。
Googleマップからのナビの場合
ちゃんと案内してくれるのですが
車のナビの場合で
地図情報が更新されていないと
昔の事務所の場所に案内されてしまうようです。
これがかつての事務所
現在は車庫と物置になっております。
お間違い無き様
お願いいたします。
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