わたし、大した人間じゃない。
ざんねん。
考える時間あったら面白いこと言えるとか
リラックスしてたらキレのある返しができるとか
思ってたのに。
わたし、ほんとはすごいのって
内心思って
周りを馬鹿にしている。
つまんない。
ただ妄想に耽る残念な女だ。
残念だ。
わたしよわたしに絶望してくれ。
残念でごく普通のごく平凡な女だ。
そんなに美しくない
そんなに賢くない
そんなに面白くない
そんなに明るくない
それを受け入れよう。
自分をありのまま受け入れるのは
世界をありのまま受け入れるのと同じ。
自分をありのまま見れないでいたら、
世界は歪んで見える。
わたしはそんなに嫌われても好かれてもない。
わたしはそんなに蔑まれも憧れもされてない。
ただそのまま、
どちらもだいたい等分あるのだ。
残念なわたしがいなくなることはない。