2019年1月、当時高校2年生だった、長男に大腸がんが発覚しました。

(下行結腸癌RAS野生型)

2024年3月現在、罹患して丸5年、6年目です。

 

術前は転移はなさそうと言われていましたが、

術中、腹膜播種が発覚。大腸がんステージⅣ診断。

その後、術後抗がん剤を経て1年後の2020年再発、手術不可のため、

現在にいたるまで、都内がん専門病院に通院しながら、抗がん剤治療を継続中です。

 

AYA世代の罹患は、様々なライフイベントに直面している場合が多く、個別性の高いサポートが必要でもあり、

本人も周りも気づきにくく、発見も遅れがちで、進行した状態で見つかることも多いとされています。

息子の場合もまさにそれで、まさかのまさかでした・・・

 

国立がん研究センター「AYA世代のがんについて」

 

これまでがん闘病されている方々のブログをたくさん読ませていただいていて、

私自身もブログを書こうかずっと迷いながらいました。

我が子がこの年代ではかなり珍しい大腸がんになって、

多くの若者が体験しないこともたくさん経験し、

諦めたこと、失ったこともありながら、

長男が頑張ってきた日々を知ってほしいという思いもあり、

現在の状況と、過去のことも家族からの視点になりますが、

振り返りながら書いていきたいと思います。

 

家族は、4人。都内在住。

夫(会社員ほぼテレワーク)

長男(大学4年生22歳)

次男(高校2年生17歳)

愛犬(メス 3歳 長男再発時にお迎えしました)

母である私

(在宅ワークはしていますが、ほぼ専業主婦)

 

ざっとこの5年の治療経過の流れを・・・

・2019年1月中旬 下行結腸癌術前診断。

    1月末 腹腔鏡手術 術中、数か所の腹膜播種発覚。取りきれたものの、術後ステージⅣ確定診断。

    3月~9月 術後抗がん剤、ゼロックス療法8クール後経過観察

    大学受験。4月より大学入学。コロナ禍でオンライン授業。

・2020年11月 腹膜播種再発。FOLFIRI&パニツシマブ(ベクティビクス)療法開始(全23クール)

・2021年7月 手術の話も出るが、MRIにて膀胱転移が見つかり中止。化学療法再開。

・2022年1月 ベクティビクスの皮膚障害がひどく、ベクティビクスのみ休薬しながらやっていたが、ベクティビクスのみ中断。

      アバスチンに変更。

      FOIFILI&アバスチン療法(全21クール)

・2022年11月 水腎症になり、FOIFOX&セツキシマブ(アービタックス)療法に変更。(全18クール)

       (11クール目から痺れによりオキサリプラチン抜き)

・2023年9月 腸閉塞で入院。ストーマ造設手術を受ける。イレオストミーに。尿管ステントも入れる。

    9月末より、ロンサーフ&アバスチン療法 

   12月 尿管ステント交換後に腎盂腎炎となり、右に腎ろう造設。

・2024年4月 ロンサーフ&アバスチン療法7クール目継続中。

       ストーマ&腎ろうのため、身体障害者3級手帳3級。障害基礎年金2級認定。

 

 

改めて書いてみると、本当に頑張ってきたな・・・

 

自身の記録としてでもありますが、振り返りつつ、書いていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

(治療経過は、随時更新していきます)