ボイス&スピーチ/アクティングトレーナー 西村長子 -8ページ目

ボイス&スピーチ/アクティングトレーナー 西村長子

今や本質を問われる時代。
インプットとアウトプットのバランスが問われ、「個」としての、ものの見方や考え方が求められています。
「声」や「話し方」そして「演劇」という角度から個をサポートします。



今年は、ラグビーのワールドカップがあって、熱狂した人も多かったのではないでしょうか。
私もその一人でした。
何故ラグビーはあんなにも人を熱狂させたのか。
そして年明けには、箱根駅伝が待っています。
私は駅伝も毎年欠かさず熱く観戦しているのでとても楽しみです。

今日は演劇的な視点で、この2つの競技を紐解いてみます。

そこには見えてくるのは「1つのボールをつなぎ、点を取ること」
そして、「たすきを繋ぐこと」という明確な目的が見えます。

そして、それを阻む敵との攻防、駅伝であれば、
自分のメンタルとの戦いや身体的状態などが選手に大きな影響を与えます。
目的の前にそれを阻もうとする、
「外側あるいは内側」にある障害
が生まれるのです。

この「障害」をなんとしても乗り越えよう。
自分達の思いを繋ぎ、目的を達成しようと、
選手たちが一丸になっている姿、
私たちはそこに生まれるドラマに感動するのです。

そして、そこから目を逸らせなくなってしまうのです。

 

人の感動に大きく関わっているもの。
それが「目的」と「障害」です。


映画や演劇など、ヒット作品を紐解いてみると、
ほとんどのものが、

この「目的」と「障害」が明確に描かれていることがわかります。
演劇界の巨匠であるシェイクスピアの戯曲も、
韓流ドラマも、そして、アニメも。
明確に描かれていればいるほど、人の心をつかみ
大ヒットが生まれます。

 

敵との戦いはダイナミックに。
自分との戦いは時には静かにけれどれも熱く描かれます。

 

そして、私たちもまた、
日常でこうした体験を味わいます。
会社で、家庭で、受験や夢を追いかけていたとき、
様々な障害が立ちはだかった経験は皆さんも思いだせるのではないでしょうか。
そして、その障害が大きければ大きいほど、困難に立ち向かい戦ったことは、
心の中に深く刻み込まれているはずです。

「演劇は見るためのもの」と考えている人が多いと思いますが、
演劇は、自分を、他人を、そして人間を理解するうえで、

必要不可欠な様々な事柄が含まれている素晴らしいものです。
体験されてみると視野が広がりますよ。