声の出し方から紐解く人物像 | ボイス&スピーチ/アクティングトレーナー 西村長子

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今や本質を問われる時代。
インプットとアウトプットのバランスが問われ、「個」としての、ものの見方や考え方が求められています。
「声」や「話し方」そして「演劇」という角度から個をサポートします。

こんにちは。
西村長子です。

さて。今日は声の出し方から紐解く人物像と題してお話をします。


先ず、声の出し方は大きく分けて5つに分類されます。

タイプ1
声が小さくて相手に届かない。独り言タイプ。

このタイプの方は、
自分にしか聴こえない声を出している人は何か声を出したことで、小さい頃に叱られたり、
声を出すこと自体に自信のない方が多いのが特徴です。

タイプ2
声を出そうとすると出せるが、相手に届く前に声が途中で
落ちる、もしくは、声を自分に引き戻してしまう、
中途脱落タイプ。

声を出そうとしても出ない方や途中で声が落ちてしまう方は、
自分の意見を言ったことや、言葉を伝えたことでの、失敗の記憶がある方が
多いのが特徴です。声を出したら嫌な思いをするかもしれないと、
意識、無意識に関わらず思っている方が多くいるのも特徴です。

 

タイプ3
ファーストフード店タイプとも呼ばれ、大きい声だけれども、
拡散して声を出しているだけなので、受け手がおらず、
誰に話しているのか分からない、自分に注目を集めてしまう拡散タイプ。

 

これは、大きな声と伝わる声を勘違いしている方も多いのですが、
中には、自分に注目をして欲しいという隠れた欲求を持っているかたも
いらっしゃいます。誰に向かって話しているのか。相手との距離は
どうなのか、そして、大きな声を出さなくとも自分は大切にされている。
そう思えるようになると、少しずつ変化がはじまります。


タイプ4
自己愛タイプ。すべての言葉を自分に響かせて、
言葉を飲み込み、自分に響かせて安心しているタイプ。

何か不安なことがあったり、注意が自分に向いている方に
ありがちな声の出し方です。
令和の元号の発表の時もそうでしたが安倍総理が顕著です。
自分に声の響きを入れる=良い声と錯覚している人も多いですが、
自分を認めて欲しい。
そうした想いが声に乗っている場合が多く見られます。

タイプ5
聞き手との距離感を察知して、声の大きさを調節し、
しっかりと相手に向かって声を出し、最後の音まで
相手に渡すことが出来る、対話型タイプ。

声をしっかりと前に出し、相手に最後の音までしっかりと
渡す。こうした話し方をされている方は、とても誠実で、
思いやりのある方です。

さぁ、あなたはどのタイプでしょう?

自分の声を客観的に聞くことは難しいと思いますが、
声に関しては、自分に耳ではなく、人の耳をあてにしてください。
普段皆さんが聞いているご自分の声は、
身体の響きが届いているものです。
外に出ている声とは、まったく別ものです。
録音機器に残されている声を
客観的に聞いてみる。
というのも、1つの方法です。