「うちの犬は、車に乗せてる時に駐車しようとすると吠えるんですけど…なぜですかね?」
「それは、〇〇を繰り返してるからですね」
どうも、こんにちは!
体も心もドッグトレーナーのチョコモフです
あなたも、このような癖がある愛犬と暮らしていませんか?
最初っから吠えてたわけじゃないけど、なんとな〜く、だんだんと吠えるようになってきたかも
そんな経験はありませんか?
相談者さんが車で出かける主な理由は、スーパーへの買い物、公園に遊びに行く、病院だそうです。
最初は留守番させていましたが、ある時からなんとなく一緒に連れていくようになったそうですね。
そして、『気付いたら駐車する時だけ、やたらと吠えるようになってきた』ということです。
なぜ吠えるようになってきたのか?
①分離不安の傾向があるから
車を駐車しようとする時には、ドライブからバックギアにギアチェンジしますよね。
すると、「ピーピー♪」という音がしますよね。
その後、飼い主がどこかに行ってしまうということを繰り返すと
バックの音=飼い主がいなくなる
という学習をしてしまいます。
するとどうなるか?
飼い主にベッタリな犬の感情は、不安と緊張に支配されます。
「お母さんいかないでー!不安だよー!」と吠えて呼び戻そうとすることでしょう。
そして、吠えてる最中に飼い主が戻ってこようものなら
今度は、吠える=飼い主が現れる
という学習をします。
結果、どんどん吠える犬になってきてしまいます。
②興奮してきたぜー!ふんふん!
相談者さんは、車に乗って公園まで行き、そこで愛犬とたくさん運動しているようです。
これは、とても良いことですね♪
ですが、犬にとっては、公園での遊びが楽しすぎて期待感MAXになってくると
バックの音=駐車=楽しいこと
と学習します。
「車が駐車した後は楽しいことがまっている!ふんふん!」と興奮して、いてもたってもいられなくなり、吠えにつながります。
そして、吠えている最中に車の外に出そうものなら「よっしゃーー✨いくぜー!」と
今度は、吠える=出してもらえる
という学習をします。
飼い主側も出したら吠えなくなるので、わりと悪循環になりがちです。
「じゃあ?どうしたらいいの?」
「それでは、簡単なことから試してみましょう。これでうまくいったケースもありますので、参考にしてみて下さい」
まず、①の分離不安傾向の犬の場合。
駐車したあと、車から出る前に愛犬にオヤツをつめたコング及び犬用ガムを与えてみましょう。
『コングは、ゴム製のおもちゃで中にオヤツ、フードを入れることができ、犬がしばらく夢中になります。ホームセンター、ペットショップで手に入ります。』
コングや、ガムに夢中になっているようなら、あなたは車から出てください。
愛犬が吠えてなければ、GOOD✨
最初は5分ぐらい、で吠えてないうちに車に戻ってあげよう♪
「コングやガムに興味ない場合はどうしたらいいのかしら?」
「その場合は、家でお留守番できるように練習しましょうか!」
②の興奮して吠えてしまう場合は、
駐車した後、あなたは車の中でしばらく待機しましょう。
10分ぐらい、携帯でもいじっていてください。
それぐらいで、落ち着きを取り戻すと思います。
落ち着いたら、外に出してあげましょう。
「いや〜そんなに待ってられないよ」
というせっかちさんこそ、愛犬は興奮しやすい犬になりがちですよ。
「うちの犬は、車に乗せてる時に駐車しようとすると吠えるんですけど…なぜですかね?」について、あなたはどう思いましたか?
何気なく行っていることの繰り返しで、ちょっとずつちょっとずつ、犬は学習しています。
生まれつき、車をバックさせると吠える犬はいません。
「その後の結果が、犬にとってどうなのか?」が大事なポイントになってきますね。
あなたと愛犬との生活が、今よりハッピーになることを願っています