入院したのが1月16日

手術が1月23日


その後、ボルトを入れる為に開けた3つの切開箇所の痛みが和らいだら、リハビリの始まり。

始めは起き上がらせるのも重介助で、リハビリ拒否もあり、なかなかリハビリが進まなかったらしいが、それでも2月末には、起き上がりも軽介助でできるようになり、歩行器を使って20mを3〜4回歩けるようになったと聞き、ホッとしていた。

それが3月に入って、病棟内、病室内で2度コロナ陽性者が出てしまい、母は2度共濃厚接触者に。

それで約3週間は完全にリハビリがストップ。

看護師も必要最小限しか部屋に入れなくなってしまったらしい。

その結果、退院前の支援者会議で聞いた母の様子は悲惨なものだった。

寝返り、起き上がりもできない。起き上がらせて車椅子に移乗させるのは重介助。

せっかくリハビリして回復していたのに、又振り出しに、いや振り出し以下に逆戻り。

唖然としてしまった。

何の為にリハビリ病棟に入院していたのか?

こんな事なら、2月末に退院させておけばよかった。

しかし後悔先に立たず。

入院を延ばしてもらう事はできただろうが、

又いつコロナが病棟内で発生して、リハビリストップになるかわからない。

これ以上入院させるのは、益々母を弱らせててしまう気がした。

色々考えた結果、退院させる事にした。

寝たきり、全介助状態の母を支えていく自信はないけれど、私の仕事が春休み期間中である今なら、母の世話も余裕を持ってできるはず。


そして、3月23日、退院の日を迎えた。



少し西に行くと桜が満開だった。