衣紋から襦袢の衿が出てしまったら、 | チャキチャキおばさんのブログ

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楽しい事を求め 小さな事にも感動し 心豊かに暮らしたい!

そんな日々の記録です。

【このところの和工房針山

 

先日告知していた(こちら)、

Mさんの訪問着の袖丈直しと、長襦袢に刺繍半衿付けをしました。

 

ベル訪問着の元袖丈:60cmから、

 

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一尺三寸:49cmに直しました。

 

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そして、

 

 

ベル長襦袢の刺繍半衿付け。

 

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衿元に華やかな刺繍をたくさん出してあげました。

 

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着物の衿巾(広衿の場合)は、約11cm。着る時に半分に折って着るので、巾:約5.5cm。

ところが、 Mさんの襦袢の衿巾は6cmもありましたあせる

これでは着物の衣紋から襦袢の衿が飛び出してしまいますね・・・ガーン

 

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ベルさて、 襦袢の理想の衿巾とは!?

襦袢の衿は着物の衿より5mm程控えて着るのが美しい着付けとされています。

なので、中に着る襦袢の衿巾:5cmが理想ということになります。

 

針山襦袢を仕立てる際、半衿を掛けることも考慮し、衿巾5cm以下に設定するのがベスト。

 

 

 

でも大丈夫、こういう時は着付けでカバーです!!

 

合格着物の衿のスナップをはずして、着物の衿巾を出して(広げて)着ましょう。

 

 

着物を楽しむには着付けとお針子は常に付いて回るもの。

そう、着付けとお針子は二人三脚♪ 

切っても切れない、どちらも大事な関係なんですね。ウインク