【このところの和工房】
先日告知していた(こちら)、
Mさんの訪問着の袖丈直しと、長襦袢に刺繍半衿付けをしました。
訪問着の元袖丈:60cmから、
一尺三寸:49cmに直しました。
そして、
長襦袢の刺繍半衿付け。
衿元に華やかな刺繍をたくさん出してあげました。
着物の衿巾(広衿の場合)は、約11cm。着る時に半分に折って着るので、巾:約5.5cm。
ところが、 Mさんの襦袢の衿巾は6cmもありました
これでは着物の衣紋から襦袢の衿が飛び出してしまいますね・・・
さて、 襦袢の理想の衿巾とは
襦袢の衿は着物の衿より5mm程控えて着るのが美しい着付けとされています。
なので、中に着る襦袢の衿巾:5cmが理想ということになります。
襦袢を仕立てる際、半衿を掛けることも考慮し、衿巾5cm以下に設定するのがベスト。
でも大丈夫、こういう時は着付けでカバーです
着物の衿のスナップをはずして、着物の衿巾を出して(広げて)着ましょう。
着物を楽しむには着付けとお針子は常に付いて回るもの。
そう、着付けとお針子は二人三脚♪
切っても切れない、どちらも大事な関係なんですね。