8年前の夏の日の朝を
今でも、覚えています。





父の手をいつまでも、
握っていたなぁ。
愛しくて愛しくて。

私の父と母は離婚をし
再婚した父には、家族があって
それでも、私が父の看病をして、
最期に立ち会えたのは
父の家族のおかげでした。

まぁ、色々思うところはあったけど
感謝しています。

ただ一つ。
自分も大病をして、
今思うのは、
父に告知をしなかったのは
正しかったんだろうか?ということ。

父は、退院するつもりで
入院したんじゃないんだろうか

父は、旅立つ
準備をしておきたかったんじゃないか

と思ったのです。
会いたい人や
伝えたい言葉があったんじゃないだろうか

今はもう、確認することは出来ないけれど
このことだけ
少しだけ、ひっかかったりしています。

こうして、
父の命日が来るたびに、
思い出せることが
何よりもの供養。
大好きな父の温かいエネルギーを
ふわりと感じることができる大切な時間です。