「即身成仏」と言えない現場 | chokoが出会った不思議な光景

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おはようございます。

10月6日

本日お誕生日の方

 

おめでとうございますクラッカー

 

 

私が行う納棺式ですが

基本は同じ、参加型(立会いのある)納棺式です。

宗派によって少し変えている部分もあります。

 

浄土真宗の場合は言葉に気をつかいます。

”旅立ち”、”ご冥福”という言葉を

つかわないように気を付けております。

 

お着替えもお洋服やお好きなお召し物が多い。

お着物や仏衣の場合は左前ではなく

右前にしてお召しいただきます。

 

浄土真宗では、故人様は即身成仏

”仏様になられているので

四十九日の旅をされない”

という説明をさせていただいておりますが

ある葬儀社さんで

「”即身成仏”と言わないで」

というところがありました。

 

言わないと…

お着物や仏衣の襟の合わせの説明がしづらいんですが…

訳を聞くと

「”四十九日の旅をしない”というと

法要が出来なくなるから」と。

 

浄土真宗は確かに故人様は成仏されているので

”喪に服す”

という認識ではないと言われております。

ただ、他の宗派の方には

あまり知られていないことでもありますし

故人様を偲ぶお気持ちは大事なので

普通に法要をされる場合もあると聞きます。

喪中ハガキなども必要はない

とも言われておりますが

一般的には出される方が多いのではないかと。

他の宗派の方への配慮、

非常識と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし。

 

そこの葬儀社では

”即身成仏”という言葉は使うが

”四十九日の旅をされない”という

という説明をしないようにして

納棺式を行うことをお話させていただきました。

 

浄土真宗でも

納骨と四十九日を合わせて

法要を行うこともあると聞いております。

 

私は宗教家ではないので

そのあたりは厳密にいえば

「違う」と言われるかもしれません。

ただ、

故人様を偲んで行う法要は

してはいけないということではない思います。

 

”納棺”に関してはこのような形にしておりますが

まだまだ葬儀全般、勉強不足です💦

 

それでは本日もいい一日でありますように。