圧迫止血の大切さ | chokoが出会った不思議な光景

chokoが出会った不思議な光景

まるまるもけもけした動物が大好き♡

点滴の痕は

圧迫(固定)止血をしてほしい。

 

亡くなられた後、

ほんの小さな穴とはいえ

静脈に穴をあけるわけで

きちんと止血をしないと

大変なことになります。

 

故人様の腕が体の横に下りている場合

点滴痕の止血が不完全だと

大量出血になる場合があります。

 

敷布団の下の防水シーツも血液だらけで

畳やストレッチャー、トレーまで

汚れてしまうこともあります。

ご納棺後のお世話で

お棺の中がピンクに染まっていたこともありました。

 

大量出血なので

最初は「どこの傷??」

と探しまくります。

なかなか出血部位が分からない汗

点滴の痕の場合はテープも何もないと

傷が小さすぎて本当にわかりにくいんです。

 

こういう現場で目の前でのお世話だと

本当は心の中は焦っているのに

冷静に平静にお世話を続けます。

 

葬家様から

「こういうこと(血だらけ)って

よくあることですか?」

と聞かれることもあります。

「よくあることではないのですが

決して珍しい事ではなく

故人様のお体の状態によるので

ご心配なさらずに」

と言うようなお返事をしております。

 

私たち納棺師は

当たり前のような顔をして

ただただお世話をするだけです。

 

着替えとメイクが終わった故人様とご対面していただき

葬家様が安心してくだされば

それが何よりだと思います。

 

それでは本日もお疲れさまでした。