すっぽん枕 | chokoが出会った不思議な光景

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おはようございます。

1月13日

本日お誕生日の方

おめでとうございますクラッカー

 

 

今日は故人様の枕のお話。

(過去にも書きましたけど)

 

故人様の枕、通常は

箱枕と普通のタイプの枕があります。

 

箱枕と読んでいるのは

頭が動かないような形で

真ん中が凹んでいて棺に割とフィット↓

普通のタイプはこういうもので↓

これはお棺とセットになっている場合が多いです。

 

そしてこのセット枕ですが

厚みが均等ではないんです。

なぜか…

パンパンの場合もあり、

平らな場合もあります。

 

段ボールを剥いて棺を出して

棺の蓋を開けてお布団セットとご対面~

そして、今日の枕の当たりハズレを確認

と言う感じです。

↑イヤ、ホントそうなんですよ。業界あるあるです。

 

枕は高い方がありがたい場合も多いのですが

あまりにパンパンツルツルだと

すっぽん~DASH!と飛んでしまうんですよ。

今はこれが飛ばないように綿花を引いたりしています。

仲間内では、このタイプの枕を

”すっぽん枕”と勝手に呼んでましたw。

 

担当さんによっては

「枕をしたままお世話をして」

(枕してないとかわいそうでしょ!)と。

ですが、

お世話をする際に

ぽーんDASH!と飛んでいく枕を拾いながらのお世話は

なかなか大変ですし

何より、落ちた枕を頭にのせるのは忍びない。

そして飛んだ時は故人様のお頭が…

ガン!!って落ちます。

この方がよっぽどおかわいそう、と思います。

なので私は、綿詰めやお着替えの時は

枕を外して施行をしています。

担当さんから注意を受けた際は

上記の理由をお伝えしてOKをいただきました。

 

最近はご自宅施行の場合は

故人様が使っていた枕をされている場合もあり

その枕を使わせていただくこともあります。

(ビーズ枕は取り替えます)

 

枕って実は故人様にとっては大事なアイテム。

この高さによって顎がしまったり

表情が違って見えたりします。

 

ご納棺の際には

普段私たちが寝ているより

少し高めにしている場合が多いと思いますが

あまり高いと顎が詰まった感じになります。

これはもう、”見た感じ”、

と言うことで判断をしていますが

頭の下にパッキンやあんこ(緩衝材)を入れて

高さや向きを調整します。

 

お棺についている天窓を開けたときに

一番いいお顔に見えますように。

 

そんな感じで枕を使わせていただいております。

 

おそれでは本日もいい一日でありますように。